死ななきゃOK

死んだ方がいい、死にたくない、いろいろあるかもしれんけど、とりあえず、死ななきゃOK。っていつも言えたらなぁ・・・

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2012.09.01 00:59
 元町夏央のマンガ、『蜜の味』を読みましたよ。

 なんて書くと、去年放送されたドラマを思い浮かべる人もいるかもしれませんが、まったく関係ございませんのであしらず。

 ただ、非常にタイミング悪かったですね。同時期に同タイトルのドラマをやるとは・・・個人的にはこちらのマンガの方がすんなり落ちましたけどね、何度読んでも「確かに蜜の味だな」と思うし、読むたびに違った「蜜の味」を発見するというか。


 このマンガは、「市橋ミツカ」と呼ばれる主人公を取り巻く人たちの主観で描かれている短編です。

 まぁ、カンタンに言ってしまえば、よくいる「かわいいけど魔性」という女を語るストーリーなのだけれど、描き方がエグい。

笑顔で「子ども産むわけないじゃん」とか
彼氏が死んでも笑ってしまうとか(ネタバレのため反転)
人を文字通り踏みつけて笑顔とか
自分の結婚式ぶち壊すの楽しみにするとか

 まぁ、文章にすると世の「とんでもない悪女」にくらべるとかわいいもんじゃん? と思えるものだが、「でも、こういう女、いるよね」って納得できちゃうのが、一番エグい。

 なんというか、「しょせんお話の中じゃん?」みたいに言えない、リアルさがある(リアリティでなく)。


 風俗系ライター酒井あゆみが、女性の堕胎についてインタビューした本『堕ろすとき』の作中にもあったんだけど、たいがいの女性は堕胎について真剣に悩み、苦しむものだが、中には、堕ろしたことに対しての感性が一般と違いすぎて「女としてあり得ない」という人も登場した。それは、酒井あゆみ自身が堕胎経験があって、それについて思うところがあり書いているから「あり得ない」と感じたんだろう。

 ちなみにここであえて「風俗系ライター」と私の嫌いなカテゴライズした書き方をしたのは、一般男性が抱く「風俗女は堕胎をなんとも思ってない」という偏ったイメージがあるため。「堕胎」は男が思っている以上に多いし、男が思っている以上に、女は傷ついている(そして考えている)ものです。
 それがこの本を読む意義だと思うのでこういう書き方をさせていただきました。

 ただし、彼女の本は、恐ろしいまでにどれもこれも限りなく主観的であるため、堕胎をなんとも思ってない人の掘り下げがじゅうぶんできてはいないんですよね。「受け入れられない」と感情的になりすぎて客観的に描けてないので、非常に読みづらい。まぁ、これは彼女の作風ではあるのだが。


 ・・・と、話がそれた感もあるが、この、『蜜の味』では、それについて深く書いてはいないんだけど、この一冊を読むだけで、さらっと笑顔で「堕ろしたよ」と、そう言えてしまう女の心理がリアルに読み取れるのが、凄いところだと思う。

 「コイツなら言いかねんな」と。

 ここの描き方は、女性ならではかな、とも思う。

 すごくささいなことなんだけど、男性作家の描く悪女の堕胎とは違ったものを感じる。
 男性の描くそれはあくまでも母性のなさを表現する「演出」や「小道具」だけど、元町夏央の描くそれは、「そのキャラの自然な行動」、もっといえば「こういう女なら当然するだろう(男が気づかないだけで)」くらいな描き方。
 なのに、周りの人間(ほぼ男、特に真面目で優しい男)は、気づいてすらいない。歳のいった男でさえ。

 なんか、人として女として「それはないだろう」という気持ちが普通は働くのに、彼女ミツカには働かない。
 男にわかりやすく言うなら、DVがそんな感じだろうか? その選択肢もなくはないかもしれないけど、選ばんだろうと、「まとも」なら。

 だからか、男が客観的に読む方が案外、すんなり読めるんじゃないかな、と思った。「なるほど、こういう女だったのか」と。
 女が読むと、「共感できない!」という人が多そうで読者を選ぶ気はする。もしくは、「いるいる、こういう女(ここまでひどくないかもしれないけど)。でも私嫌い」的な。

 もちろん、女性として、ここは共感できるけどここはできないとか、ここまでやれちゃうのはある意味すごいとか、そういった肯定的な見方をする人もいるだろうからなんとも言えないが、少なくとも、「これ、おもしろいよ」と勧めても、万人が「面白かった」とは言わない作品だろうとは思う。

 岡崎京子とか、内田春菊っぽい立ち位置・・・というか、彼女ら作品の載る雑誌なのね、激しく了解。しかも、岡崎京子にいたっては、映画で有名になった『へルタースケルター』を掲載してた雑誌ね。


 この『蜜の味』は、そんな編集部の制作方針も合致した作品とも言えるワケで、「市橋ミツカ」と呼ばれる、人を惹きつけてやまない「蜜」に群がった人たちの目から見た「ミツカ(だからミツカなんだろう)」であったり、ミツカ自身が惹きつけられてやまない「かわいさ」とか「ちやほや感」とかの「女の子」という「密」であったり、ここで描かれるすべてのことが、「蜜の味」だな、と感じたワケです。

 あきらかにひどい女であるにも関わらず惹きつけられてしまうのを「単なる魅力」として描くだけでなく、惹きつけられる側の、好奇心とか憧憬とか後悔とか欲望とか、一種のエゴから来る感情をものとして「蜜の味」という言葉のネガティブなイメージも踏まえた上で描かれているのもポイント。

 その最たるものが、本編の主人公とも言える「喜多ユウキ」のエピソードであり、「ひどい女だとは思うが、それ以上に魅力的なので、近づきたい」という想いが子供の頃は果たせなかったからこそ、ミツカの誘惑に負けてしまう・・・といったものになる。

 それは「マジメでいいやつ」でもじゅうぶん考える、人として自然な発想で、というかむしろそういう人ほど憧れが大きくなってしまう、というあたりがとってもリアル。
 そう、そういう人ほど、こういう女にはまってしまうのよ。赤星陽一とか佐藤文哉みたいな遊んでる人間には、「蜜の味」を楽しむところがあるが、喜多ユウキにはそれがない。だからこそ、惹きつけられつづけ、大人になってしまったから、憧憬が大きくなり、子どもの頃できなかったが大人になってできるようになった、キスしたりセックスしたりしたくなるという衝動を抑えられなくなる。それが意味を持つものだと信じて・・・。


 「悪女もの」は、「処刑」されない限り、結構読後感がザラついた感覚のまま終わるものも結構あると私は思うのだが、この作品に関していえば、彼女が別に「処刑」されるわけでもなく、むしろ主人公の心の中で「さわやかな別れ」をされることで、淡々とした形で終わっている。

 それはたぶん、すごく「客観的に」悪女を描けている、ということなんだろうと思う。
 感情移入したり拒否したりとかでもなく、「そこらへんにいそうな悪女を描いたみた」的な。それがまさに「蜜の味」であって、それはなくなりはせず、次から次へと人を惹きつけていくのだ、と。


 単行本では、ミツカの、実家のエピソードが、プロローグとエピローグとして追加されている。

 ページ数にするとそんなに多くはないが、人を惹きつけてやまないミツカの親が、どこにでもいる、仕事熱心でやさしそうなおっちゃんおばちゃんであり、そして「綺麗と褒められる」娘には似合わない、手づくり弁当屋を営む自営業。
 そしてミツカはそれを手伝わされ、弁当の味見をし、唐揚げの美味さに満足することをくり返すうちに太ったような、美しさを全く意識しない母の姿を見、嫌悪する。

 家族への嫌悪が、結婚や子供への憧れを捨てさせているのは、作中に家族や子供と接するエピソードがないことからもうかがえるが、まじめな彼氏とつきあいながら、セフレに「少女に戻れる」とのたまう姿からも、「結婚式ぶち壊しても楽しいな」とのたまう姿も、彼女自身が、そういった、若いから、美しいから許されてる「蜜の味」をやめきれないことをうまく表現している。ちょうど、表紙の絵のように。

 まともな大人なら、どんなに「蜜」がうまかろうが、それだけ味わいつづけるわけにはいかない。今ある現実を受け止め、未来につながる仕事をするようになる。その中で、なにかをあきらめ、(かっこよくはないかもしれないけど)新しい自分を受け入れていく。その象徴が、ミツカを拒絶したユウキであり、ミツカの両親である。

 だが、ミツカは、今の自分をやめられないのだ。

 美人に生まれ、ちやほやされ、中学生の頃から年上の男を軽々と手玉にとり、自分に都合のいい恋愛ができて、日々を楽しんでいる・・・まさに「蜜の味」。


 もちろんそれでは「家族」なんて持てそうもないが、彼女には、そんなものは必要ないのだ。彼女の心を占めているのは、ラストページにあるように「かわいい自分」。ただそれだけ。

 むしろ、そうじゃないもの、特に両親の姿は、まったく受け入れられないものであり、だからこそ、子供もいらないし、夫となるべき人との信頼感もいらないし、彼氏で物足りない部分はセフレで補えるし、興味が湧けば女とも寝れるし、婚約してようが興味を持ったら喰ってしまう・・・といったことができるのだ。

 その精神的な幼さが大人びた雰囲気の外に出て、それが、人を惹きつけて、同時に、その幼さを一歩離れたところではなく至近距離で見てしまった人間は、離れていく。特に、道徳的に生きている人には、理解できない「幼さ」。
 佐藤文哉が自分の中にあり、なおかつミツカの中に見つけた、そういった幼さに近いものを受け入れようと文哉はミツカと一緒になろうとするが、ミツカはおそらく、そういったことすら考えていないのだろう。目の前のものしか見ていないし、興味がない彼女には。

 そんな、一時の「蜜の味」にしかなれない女が淋しいかどうかは本人にしかわからないが、少なくとも、今の段階では、本人は寂しくもなんともないだろう。表紙絵のように「女の子」という「蜜の味」に一番ハマってるのは、自分自身なのだから。


 そういった意味で、悪女にムカつき、ヘタに「処刑」したり、「大人になった姿」を描いたら駄作に落ちていたと思いますが、キャラクターの性格を変えず自由に動かして、きちんと「蜜の味」というテーマが描けているいい作品ですね。人って、そうそう変わらないですよね。

 万人に勧められるかというと微妙ですが、作品はタイトルやテーマが重要だと思う方(短編好きな方)ならかなり満足するんではないでしょうか?

 あと、「あの娘はやめといた方がいいよ」と言われる、マジメでいい人にも! そんな「蜜の味」の秘密が描かれていますから・・・・まぁ、幻滅しないかぎり、なかなか抜け出せないものではありますが。
 
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2012.08.22 22:20
 金曜ロードショーで『となりのトトロ』観ましたよ。初見です。

 いいですね、あの、「バルス!」って叫ぶところ。
 ツイートが凄いことになってましたよね(←それは「ラピュタ」だ)

 ・・・さて、そんな冗談はさておき、トトロ。色々とビックリしましたよ。


 ・万博公園にある「サツキとメイの家」は外見は同じだが雰囲気は別物
 ・トトロのシーンが想像以上に少ない
 ・短い
 ・大きな盛り上がりが一切ない
 ・大してドラマチックでもない
 ・「トトロは死神」説でもなんでもない

 とまぁ、なんだ評価がボロクソじゃねーかと言われそうですけれど、正直な感想でして。

 だから「つまらない」というわけでもなく、むしろ「おもしろい」し、「何度観ても飽きない」理由がわかるな、という気がしましたよ。それだけに、ドラマ作りに何が必要なのか考えさせられる作品だな、とも思いました。


 まぁ、サツキとメイの家の印象の違いは「まっくろくろすけ」がいる家からアニメは始まるので、そのインパクトが強くて、よく作り込んであるんだけど、「アニメの世界を愉しむ」という意味でのワクワク感はあっても、「まっくろくろすけ的な」何かがいそうな感じではない。というか、周囲も「トトロ」を観てない限り、トトロが出てくるような雰囲気がまるでない(公園だから仕方ないが)。

 聞けばこの建物の設定は1年後で、母親と暮らしている設定らしいのでそれはそれで印象が違って当然かもしれないが、周囲の環境があまりにもアニメと違っていたので、家を見てから映画を観た人間にとっては「劣化コピー!?」と正直思ってしまった。
 そこがアニメとリアルとの違いで難しいところなのだが(リアルにしたら虫だらけで大変だ)、いろんな事情を踏まえて「リアル」を優先した造りだったんだなぁと思う。

 んで、この建物を調べてみたら、聞けば計画者は宮崎駿の息子、宮崎吾郎だそうで、ランドスケープアーキテクトであり、ジブリの森を作った現実家で(ゲド戦記を作ったことはスルーしておくとして)、ジブリの森を作る時も父親である宮崎駿と「理想」と「現実」でバトったらしい。

 超一流になればなるほど現実よりも「理想論」を具現化したいと思うもの。まぁ、そんなだから、宮崎吾郎は超一流の監督にはなれないんだろうなぁ、かわいそうにと思うが、それが人として不幸とは限らないけれども。
 おそらくだが、宮崎駿は鈴木敏夫というプロデューサーがいなければ不幸な芸術家で終わっていたかもしれないので、そこは非常に難しいところなのだが、私個人の感情として言えば、大多数の人はサツキとメイの家で満足するだろうが、作品の質に徹底的にこだわる人なら、満足しないかもなぁと思ったりする。まぁ、見果てぬ夢を追いかけつづける夢想家ぐらいじゃないと、本当に凄くいいものなんて創れないと思うが。一種の狂気やね。

 「かわいいトトロ」のシーンがビックリするほど少ないのは、いわゆる『富野ガンダム』の戦闘シーンでも同じだけれど、ファンが思ってるほど作り手はそこを重視していないということだろう。
 数字が稼げるのは知ってても、媚びない。媚びたら、本当にいいものなんてできない、という信念がそこにある気がする。それはあくまでも推測だが。出しすぎても物語がぼやけてしまうからね。


 トトロが短いのは、『火垂るの墓』との同時上映のため、両中編だったらしい。
 「えっ、これで終わり??」と思ったけれど、変に長引かせない方がよいのかもしれない。テーマが素朴なだけに。まぁ、大きな盛り上がりもそうあるわけでもなく、素朴すぎて興行収入が振るわなかったそうだが、素朴だからこそ、何度観ても飽きないのかもしれない。普遍的というか。

 そういった意味で、「企業的な常識」から行くとちっとも稼げなさそうなコンテンツと思われたのは確かだろうが、そういう目で見る人たちって、「目の前」のことしか見えてないことが往々にしてあるので、皮肉なことに、「子供にしか見えない」トトロや猫バスが、この物語の本質かもしれない。

 この物語は、ノスタルジックな昭和中期で、大人たちが「目に見えないけれどもそこにいるもの」に対して敬虔な気持ちを持っていることが、草壁家の父親しかり、婆ちゃんしかりの言動から見て取れる。

 子供心を大事にしよう、というファンタジーは素敵だね的な発想ではない

 目には見えないけれども、見えるのだ。

 だからこそ、猫バスで病院までいった二人がトウコロモシを置いていったのも、「そういうことがあるかもしれない」という、目には見えないけれども、「想い」が届く・・・的なものが、「実はサツキとメイはその時死んでいた」説にはないから、ちょい無理があるよなぁ、と思ったり。


 一番感じたことは、とても、感情ベースで作られた作品だな、ということ。理屈っぽいところが一切ない。

 だから、特に女性や子供に人気があるんだろうね。


 映画って、感情を動かすものなんだなって改めて思いましたよ。

(当日に観て書いてあったんですが公開してなかったので公開しました)
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2012.02.16 03:30
続きを書く書く言ってちっとも書かないという悪いクセのあるtkiyotoですよ・・・ゴメンナサイ。

なんでもそうなんですよね、やりかけのままというか。
何かをきちんと終わらせることがほとんどないですよね。このブログも、前にやってたホームページも。終わったのは中国旅日記ぐらい?

こういうところが「アマチュア」的なんですよね。自分の感情ベースってところが。

現在、藤子不二雄Aの名作『まんが道』読んでますが、この中に登場する手塚治虫の仕事っぷりや人間性たるや、知ってはいたけどすごいものがありますよね。

手塚治虫が新しいマンガの地平を切り拓いたゆえに、各社から引っ張りだこになり、その期待に応え続けるという、ハードな仕事。

その根底には、自分の仕事への愛情と誇りと、期待に応え、それをいい意味で裏切る、「創作」という行為への姿勢でしょうか(現実論として逃亡しまくってたのも理解できますが)。


・・・なんてだいぶ脱線しましたが、そんなこんなで期待に応えなきゃダメでしょうということでニーズがあったのに長らく書いていなかったロフテー枕の使用編です。いやほんと、更新が遅れてゴメンナサイ。

⇒ロフテー枕購入編はこちら(みんなきっと忘れてるハズ)


百貨店で、ピローフィッターに枕を処方してもらい、「いい買い物した!」と帰っていったわけなんですが、それと同時に、「うまく買わされたのかな?」という想いもなきにしもあらず。

なにせ、枕に一万を超える金額ですからね。特に私は貧乏育ちのため、歩いて15分のところにあるとはいうものの、大百貨店様で買い物するなんて基本、ないわけで。
高級家具とかが売っているフロアにある寝具店で、販売のプロから枕を買うわけですよ。知らず知らずのうちにその気にさせられてるんじゃないかと。

とはいえ、正直なところ、角度云々よりも、実際に横になってみたところの、しっくり感。
これは自分一人で格闘していては一生たどり着けなかった地平。とくに、なんでもかんでも枕ばかりに意識がいってましたが、試すためのベッド自体の心地よさといったらもう!
畳の上に一応一万円近くした「腰痛対策布団(腰の部分が固めになっただけの布団)」に寝てる現状とは、あまりにもかけ離れておりました。ベッドのマットレスの上に、さらに二枚?のマットレス。横になった時に感じるハズの足の重みを感じなくなるのは、「やっぱ寝具には金をかけるべき!」と思ったものです。

てな感じなので、低反発枕はテンピュールのそれに全然かなわないのに、それを言うと、そこは素直に認めない、ピローフィッターとしてではなく、そこはあくまでも「ロフテーの人」な感じがしましたが、全体的には満足したワケです。ちゃんと向き合ってくれたわけですから。
「だますならうまくだましてくれ!」という、セールスマンとしては合格です。だましてはいないとは思うのですが、客がそう思える仕事をさすがにしてました。


で、実際に使ってみた数日ですが、羽毛ならではの気持ちよさがありながらも、実際の効果のほどは・・・な感じがしたわけです。
肩こりがとくに軽減されるわけでもなかったので。

で、一ヶ月くらいして枕自体がなーんか凹んできて、お店にどうしたらと聞きにいったところ、羽毛だから時々風をいれてモミモミ強く握らないとダメだと。

うーん、そうなのかとメンテもしたのだが、確かに枕も復活したのだが、だからといってやはり、肩こりや首痛が治るわけでもなし。

そしてそのうち、この枕自体を使わなくなってしまった。

その理由は、治らないからというよりも、頭がビミョーに落ちるからだ。

私は身長が185あり、身長なりに肩幅もあり、松井秀喜並みとはいかなくても、比較的大きな頭をしている。
そのため、真上を向いて高さがよい枕でも、横を向くとそれがダメになることも多い。
前回とりあげたオルトペディコ枕がまさにそうで、均一の高さの枕だからこそ、横になった時の肩幅の影響で、頭が落ちて、まっすぐにならないというわけ。

ロフテー枕では、そうならないようにピローフィッターが横向きの状態でもチェックしてくれたのだが、そのときは鏡でみても確かにまっすぐだったのだが、いざ家でやってみると、どうもそうじゃない。

肩幅の問題かなと、自力で横向き時に頭が当たるサイドの部分にタオルを詰めてみたけれど、ちっとも解決しない。いや、高さが合わなきゃタオルを入れてみたらと言ったのは、お店の人なんだが。

しかも、この枕、一般的なサイズの枕なため、幅も60cmしかない。このサイズだと、私の体格で横になると、頭が収まり切るギリギリの位置になってしまうのだ。

そのため、安心して寝返りを打てないためか、窮屈に感じる。
いくらサイドにタオルをつめようが、寝てるときは無意識だから、そんなに都合よく枕を使えないわけだ。

これなら、高さが低くても、幅が80cmあるオルトペディコ枕(通販生活で言う『メディカル枕』)ほうがいい。寝返りしても、枕にしっかり収まる。
ちなみにそれまで私は実家でどんな枕をしてたかというと、二段ベッドで寝ていたせいで、横に柵がついてるのをいいことに、枕を二つ並べ、そのまさに間に後頭部を埋めていたワケ。だから、寝返りをうっても枕からはみ出るとかはなかった(体自体は窮屈でしかたなかったが)。


・・・というわけで枕を使わなくなってしばらく。とはいえ、その枕を他人(女性)に貸したところ、めっちゃ寝やすいと好評ではないですか。

サイズの問題もあったのでしょうが、どうも、肩幅の問題もあるのでしょう。寝返りを打てば、私の肩幅では枕から距離が生まれるのに、女性の場合は発生しない。

お店ではそんなことなかったのになと思って考えてみたところ、重大な事実に気がついたワケ。
あの、お試し用ベッドと、今の私(あくまでこの当時の話)の家の一枚布団では、状況がまるで違う。

肩が、沈まないから、お店と同じ状況にならないのだ。なんてこった!

貧乏人の貧乏布団に枕だけよくしてもダメだったのだ!
せめて、布団二枚とか、マットレス敷くとかは欠かせなかったのかもしれない。

とはいえ、だからといってその後、その枕を使ったかというと、そんなことはない。
理由は、幅の問題もあるし、羽毛枕ゆえの柔らかさも問題だからだ。

私の、体にみあった頭の重さを、羽毛はどうもコンスタントに支え続けることができないらしい。
そういった意味で、「心地良さ」よりも、耐久性も考えるべきだった。そばがらとか。「頭にフィットするから」と、沈みやすい羽毛にしたが、なんとなく、沈んでピッタリフィットする感じが変な感じだったんだな。
店員さんは、それが正しい「状態」と言っていたけれど、その正しい状態を維持できなければ意味はない。

少なくとも、布団を変えなきゃ、枕に、頭の重さだけでなく肩の重さもかかるので、どーにも効果が感じられなくなっていたようだ。

そんなわけで、その枕とはすっかりお別れし、そのあともエアウィーブ枕とか試したりしたが、結局、現状、ベッドのマットレスの上に、薄いマットレス、さらにその上に安物の低反発マットレスをしき、オルトペディコ枕を使って寝ている。

肩こりがすっきり治る!

なんてことはないが、少なくとも寝ていて悪化することはない状態。
やっぱ、枕だけでなく、寝具の組み合わせがとても大切なのだと思う。

今の組み合わせはいわゆるbetterで、満足するものではないが、お金がないので(というかどうしてもというほど逼迫もしていないので)、今のところ変える予定はない。
変える予定があるとすれば、今のセミダブルのベッドに載ってるシングルのマットレスをセミダブルにすることか。

ちなみに、以前の布団のときは、シングルで寝ていたが、体のサイズから、寝返りを打つとシングルでは収まらないことが判明したため、セミダブルのベッドにしてあるためだ。

これは、通販生活で、極上のマットレスをシングルサイズで試した為にわかったことだ。
非常に柔らかく、足が、ピッタリとフィットするので、足に力がまったくかからず、雲の上で寝ているようなマットレスだったが、寝返りを打つと、腕がマットレスから落ちてしまったのだ。ここで初めて、寝具選びそのものが間違っていたことに気づいたワケ。
ちなみにこのマットレス。寝てるときにまったく力が入らないことがこんなに快適なのかとかなり感動したのだが、驚くほど高密度な低反発素材なせいか、通気口があいていても、恐ろしく暑い!
当時の私の部屋は古いマンションの最上階だったからなおさら、暑くて死ぬかと思った。密着するのも考えものだ。しかし、冬はおそらく、天国に違いない。

とはいえ、そのために買える額でもなかったので、無料期間中に返品した。涼しい環境なら、おそらく最高のマットレスかもしれない。テンピュールなんて比較にならないくらい、いい。柔らかすぎず、硬すぎず。

ただ、夏クソ暑い名古屋で、冷房嫌いの人間が使うマットレスではなかった。


・・・とまぁ、枕だけで問題は解決しないということがよくわかったわけでした。

なんでもそうよね、問題の解決は複数の要素が絡み合っているから、トータルで解決しないと。

それを「これこれで解決しました!」っていうセールストークで一蹴してくるのが商売というものですが、「現実」というレベルで考えれば、それで解決しない問題も多い。D○C飲んだだけで痩せるとかもそうだよね。

相性じゃなく、バランスの問題なんだと思いますよ。
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2011.11.17 00:59
 さっぷくなってきましたね。
そんな中、バイクで風呂に行くtkiyotoですよ。

 あ、バイクですか?
 以前、アジリティー125を買った!事故った!

・・・で終わったままな気がするので(ちょこっとお話ししたけれど)、その後のお話。

 とにかく、交差点で直進してたら右折車が動き出して交錯した事故で、ケガ自体はたいしたことないんですが、バイク(アジリティー125)が・・・エンジンかかるんですが、フレームが完全に逝ってしまったらしくて。
で、一応(安いとはいえ)外車なので現場から一番近い正規代理店に電話して、取りに来てもらおうかと思ったんだけど、来店して、手続きして、金払って取りに来てもらわないといけなくて・・・家から遠いからどうかなと思って、別のところに電話したわけ。

 そしたら、取りにいきますよって言ってくれたので、来てもらって、任意保険入ってないことを伝えると、白髪の長髪を後ろで結んだ、Tシャツにジーンズのいかにもバイク屋のオヤジさんに、「まかせてください、なんとかいいようにしますわ」と言ってもらったので、あとは完全にお任せ。

 で、後日、フレームが曲がってて、お金かけて直せはするけど、修理代の方が高くつくし、新車でこれから長く乗るんなら買い替えた方がいいのではということで、背もたれ付きがよくて苦労してネットで探したバイクをあっさり手放すことに(汗)

 でも、アジリティー125というバイク自体モデルチェンジしてしまってたので、新型でグレードアップ版アジリティーシティか、新型でグレード同じ版RSか、選ばなきゃいけなくなったわけ。両方とも背もたれがないから前モデルの中古買ったのに結局新車に!

 でまぁ、下取りしてもらったり500kmくらいしか走ってないほぼ新車なので向こうの保険会社にも色をつけてもらい、少しの追い金で新型グレードアップ版、アジリティーシティ125に買い替えたわけですよ。

iphone_20110905010150.jpg
これが前の。
iphone_20111028182158.jpg
これが新しいの。
写真の画質の違いは、iPhone3GSと4Sのカメラの性能の違いです(汗)

 この、アジリティシティですが、あまり乗っている人がいないのか、ネットにも情報がなくて、背もたれないのはしかたないにしても、メットインができなくて後ろの純正トランクにしまうのが、どうかな~と思ったんですが、いざ使ってみるとそんなに気にならないですね。純正だからデザイン的にもおかしくないですし、カギも一緒だし。
 後ろがでかくなるので、大きさ的にどうかなと思ったんですけど、トランクって、便利ね。おっさんたちの必需品なのがよくわかる。

 それよりなにより、車体がデカい!!

 前のでも、台湾メーカーとはいえヨーロッパ販売モデルということで、小型スクーターとしては結構背が高くて全長も長いやつだったのに、それよりさらにデカい。

 ホイールは16インチ(前のは12。一般的な125ccスクーターのアドレス125は10)と、もはや小型二輪のサイズじゃないし、全長に関しては小型なのに、全長二メートル越え!
 中型のボディサイズのエンジン小型のやつ(マジェスティ125)みたいになってしまった・・・あくまでも原付のグレードアップ版として小型スクーターを考えていたのに、気がついたらまるで普通二輪みたいなのになってしまった・・・・。
(先の写真は、タイヤサイズの違いを念頭に置いて比較していただけると大きさが伝わると思います)


 とはいえ、値段が少し上がっただけあって(でも20万下回る)色んなところの造りが良くなって、特にシート形状も座り心地も前のアジリティー125より断然よくなってるし、シートの質感もいいので、グレードが上がったとはいえ2~3万の違いしかないことを考えても、前のやつよりは全然いい。
 アジリティ125同様、相変わらず標準的日本人にはよろくしない足つきですが、身長185cmの私からしたら、ちょうどベタ足な感じ。ピッタリすぎて怖いぐらい。

 さすが、ヨーロッパでナンバーワン販売数を誇っただけあります(ヨーロッパでは車の免許で日本の小型が乗れる)。安くて、デザインがよく、まあまあ走る。そう、まあまあ。

 ただ、日本人の体格や環境にはどうかなと。結構、場所取るので、これを「原付です!」とごまかすのは百パーセントムリ。すり抜けはできるけど、ハンドルも大きいので、ホント、スリムな中型みたいなぐらいのすり抜けしかできないかもしれない。名古屋の道路ならできるが。
 むしろ、ホントは乗れないはずの高速に入っても怒られなさそうなサイズです。さすがに高速入って流れに乗れるほど走らない(エンジン小型なのにデカイから重いし)ので試す勇気もないですが。

 大きさもそうですが、ハンドルレバーの幅も広いし、重量が、以前の同クラスでは重い方の100キロ少し越えをゆうに越える、まさかの120キロ越えしてるので、女性が自在に乗り回す小型二輪ではありませんね。男性でも、シート高から身長が175センチぐらいからの人じゃないと厳しいのではないでしょうか? あくまで推測ですが。前のやつよりは座りやすくなってるので、わりと平気だとは思いますが・・・。


 走りに関しては、重量も重くなって車体も大きくなったので、以前の「アジリティ(軽快)」という意味でのキビキビ感がなくなって、名前は同じアジリティでも、どっしりした感じの走り。
 それはまぁ「もっさり」ととらえられるかもしれないけれど、重心が異様に高く曲がりにくかったアジリティ125にくらべたら、重心が低く、抜群に安定してる。そのせいか、コーナリングは、車体が大きいクセに前のアジリティ125よりは曲がりやすくなっています。
 エンジンのフィーリングもなんか違って、「ぶっとぶ」という意味での「軽さ」はなくなりましたが、しなやか~に加速するエンジンで「ちょっと乗ってこ」という感じの「軽さ」になった印象。それこそ、下駄代わりの原付のグレードアップ版みたいな。

 スピードに関しては、50~60km/hで普通車の流れに乗って走ったりするには抜群にいいですが、スタートダッシュとかすり抜けがしたい!という人には向いてないバイクですね。いちおうバイクなのでできますが、「鋭さ」はないです。いわゆるビックスクーター的な走りの、普通の形状の大きなスクーターという感じ。
 慣らし運転中なのでなんとも言えませんが、前より80km/hにたどり着くのは苦戦するようになったので、安全に運転したいけど、クルマよりは軽快に走りたい!という人向けになったと言えるかもしれません(とにかくクルマを置き去りにしたい人向けではない)。
 スピードを出して停まれなくて事故った私としては、この方がとばしすぎなくていいかもしれません。後輪ディスクブレーキなので制動力も高く、雨の時に平気で横滑りしたカスタイヤじゃなくなっているので、かなり安全なバイクになっています。

 ただ、燃費が悪くなりましたね。車体が重くなったせいでしょうが、川沿い走って、リッター30kmギリギリいかないくらい。前のアジリティ125より、7kmほど悪くなってます。


 そういうワケで、紹介してない部分も含めて特徴をまとめると
  • アドレス125よりはるかにデカく、シグナスよりちょびっとデカい。シグナスと同クラスと考えるとよいかもしれない
  • 普通のスクーターの形状をしてるのでホンダのPCXほどの圧迫感はない
    iphone_20111117014808.jpg
    PCXとアジリティシティ125とプリウス。でかいけどスリム(比べるとね)
  • 燃費はスピードが速くない割によろしくない
  • でも、デザインはスタイリッシュで、日本車にないデザインなので目立つ
  • メットインは半ヘルサイズで、フルフェイスやジェットは後ろのトランクに入れるしかない。
  • トランクは純正なので同じキーで開くが、パッキンがしょぼくよく取れる
  • トランクはボルトで固定されているので取れるようだが、とっても普通の荷台じゃなくフラットな板状のものなので、荷台として荷物を運ぶのはきつそう。
  • ついでにマフラーのビスが1日で1本抜け落ちていた。2本目もゆるくなっていたので締め直しておいた(発注済み)。バイク屋の親父曰く「キムコはエンジンはおそろしく頑丈だが、走りと関係ない部分で日本車では考えられないようなつまらん故障が多い」そうな。
  • ちゃんとしたバイク用手袋を入れるのがきついグローブボックスがついており、その奥になんと12Vのシガーソケットがついている。ただし説明書には一言も記載がない(サイトにはあるから使えるのだと思う)
  • 白色はかわいいと女性には好評。だが、なんとなく白バイのようだ
  • ライトが少し明るくなっている。前のアジリティ125が暗すぎたのかもしれないが
  • サスがしなやかになっている。前のアジリティ125が堅すぎたのかもしれないが
  • タイヤのグリップ力が上がっている。前の・・・(以下略)
  • メーターがかっこよく、時計も含め見やすくなっている。前の・・・(以下略)
  • 重心が低くなっている。前の・・・(以下略)
  • すり抜けもできるが、ハンドル幅は広い。ハンドルとブレーキレバーの幅も広い。あまり日本人向けに設計されていない
  • タイヤが16インチと高いだけあって、シートの高さが高い。あまり・・・(以下略)
  • タイヤがでかすぎるせいか、フラットフロアしか足が置けない造りになっており、コンビニフックはついているが、スペース的に立てた白菜ぐらいしか置けない。
  • 海外使用のためか、日本の原付二種ナンバー(ピンクナンバー)を取り付けると、金具の方がはみ出る。あまり・・・(以下略)
  • センタースタンドがついているが、重くて堅いので基本使わない(こんなもんかもしれないが)
  • シートが高いので身長が高い人向けのハズだが、ミラーの位置が低くて見づらい。ただ、ミラーが横長になったので、そういった点では見やすい
  • どっしりしてるせいか、足回りの設計のせいか、前のやつにくらべるとハンドルにダイレクトに来る振動が少なくなった。
  • 全体的に、荒削りだったために生まれた問題点を解消して、乗りやすくしてある感じ。クセのないバイクになったが、乗りやすくはなっている
・・・・とまぁ、いわゆる日本のユーザーやメーカーの常識からすると「?」なところも多々あるバイクだが、個人的には大変気に入っている。私のニーズに合っているというか。

 アドレスは使いやすくて燃費もよいけどおっさんっぽいし、かといってシグナスみたいに「肉厚」「豪快」になるのもどうかと思うし、アイドリングストップがついて低燃費のPCXは魅力的だけど高いし、原付乗ってるときみたいに縮こまって乗りたくないし、ビューンと走りはしないけど、その分安定して走るので、車の流れに乗りながら加速したいときにバイクらしい加速ができるので長時間運転しやすくなっている。

 そんなわけで、当初、原付では制限速度の問題とか小ささの問題とかがあって、もう少しだけ大きいのがいいなと、グランドアクシス100ぐらいを考えていたのに、気がつけば、それよりもひとまわりかふたまわりぐらい大きなものになりましたが、それゆえに得られるクルージング感は、一度慣れてしまうと、手放せないですね。自分の体格に合っているからなおさら。
 原付のかわりと考えていましたが、今、世の中駐輪に厳しくなってるので、どっちにしろ普通のバイクと同じ扱いになるのなら、乗りやすい方がいいかもしれませんしね。

 はっきり言って、背の高さから万人に勧められるバイクではないですが、値段(198,000円)を考えると、全然お得ですよね。台湾メーカーの中国製なので塗装とかが心配ですが、屋根付き駐輪場があって、シートもかぶせられるスペースもあるので、私にとってはそこも問題なしですね。

 まぁ、まだ1000キロも乗っていないので、今のところ、ですが。
 でも燃費が・・・・市街地走ると特に下がってしまう。なんの「シティ」なんだろうか? おそらくヨーロッパの町並みに合わせた「シティ」なんだろうけど。
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2010.04.18 16:59

 全米が泣いた!

 ・・・・・わけではないんですけど、思わず、そう思った、決して全米では公開されないであろう、日本の民放が作ったドキュメンタリーシリーズ『泣きながら生きて』の最終章を観ました。なにで? 録画しておいたやつで(汗)!

 録画情報によると、2006年11月3日の文化の日に放送されたようで、もう、3年半も前のものを、いまだに観ていなかった、というわけだ。いやはや、おそろしい。

 しかし、そんな古いものにもかかわらず、劇場で今も公開されているそうな。たしかに、その理由もうなずける内容でしたもんね。まさに、全米が泣いた。

 はじめ、(たぶん)有名な「小さな留学生」からシリーズの紹介が始まり、自殺者の数が交通志望事故死の5倍もいるという話が始まる。

 てっきり、自殺がらみの暗いドキュメンタリーと思ったが、内容はまったく違った。お涙頂戴物ともまた違った。悲惨な目にあって泣いてるものを想像していたが、これがまたもう、違った。(以下、ネタバレあり)

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2009.01.24 23:59

 松本清張ドラマ『疑惑』みましたよ。

 さすがというかなんというか、自分のことしか考えない作家じゃ書けないストーリーですね。といっても松本清張をよく知らないんですけども、人の立場に立って考えられる作家ですね。

 フツーに考えればわかるだろ!ということが、世間の人はわからない、そういうものを当たり前のように書いてるんでしょう。でも、現実にはあるんでしょうか?「スパナで水中の車のフロントグラスを割った」なんて、信じる記者や警察がいるんでしょうか?? 割れんだろ!? 水の圧力かかったガラスを女の力でどうやって割るんでしょう?? 先に割れたと考えてみるべきでしょう。

 でも、そういうことが、状況証拠だけで、そういう報道のなかで、もみ消され、信じ込まされてしまう・・・あるかなぁ?あるよなぁ?松本サリン事件なんてその典型だったわけで。だから推定有罪もなくならないわけで。

 でもそこで、単なる批判に終わらないところが凄いんでしょうね。読み応えがあるというか。単なる「正義が勝つ!」だけでなく、情感を刺激するというのか、やるせなさが伝わるというか・・・。

 「疑惑」で人を追いこむ。でも、その根底にあるものはなんなのか?

 それが第一の問いかけなのだろう。

 第二は、その疑惑の根底にあるモノを暴きながら、晴らしていく。でもそこで、見えていくものは新たなる「疑惑」。それは単なる「解決しない謎」ではなく、ものごとを根底から見つめ直さなきゃ見えなくなる、「大きな謎」。

 それを、その人の立場に立って考えること、そのためにこそ「証拠」があるのだということを見せながら晴らしていく・・・これが第三の問いかけなのだろう。つまり、「人はなぜ、こうしてしまうのか?」という根源的な問い。

 そして、そうやってこそ初めてわかってくる、作り上げられた疑惑から解放された、本当の疑惑へのアプローチ。それを主人公である弁護士がたどりついたのは、自身の経験からか、それとも自身の弁護士としての信念か、人間としての有様か。

 実は、これこそが、最大の問いかけであり、この作品の本質なのではないのだろうか?

 つまり、疑惑に身を委ねるのも、疑惑を自分にいいように利用するのも、人間性の枯渇なのだと。

 もちろん、「疑わないから人として正しい」そういうことではない。「疑う気持ちを持っても当然、でも、疑う気持ちだけで動いてはいけない」ということなのだ。疑うべきものがあるのに、疑わないで済ませられることは少ない。でも、「それ」が本当に疑うに値するものなのか、判断する「力」が、生きていくのにあるべきじゃないかと。

 簡単に言ってしまえば、単に「疑惑」=「疑う」とするのではなく、文字通り「惑」、つまり、「惑わせる」ことと向き合うこと、その中で闘ってこそ、「疑惑」の本質が見えてくるということなのだろう。

 疑惑と闘わなかった刑事、検察、記者、関係者・・・それらはすべて、引き立て役なのだ。けれど、現実にありふれたものなのだ。その中であなたは何を感じるのか? 

 単なる「お楽しませ」だけで終わらない、一線級のエンターテイメントとは、かくあるべきなのだというような気がした。受ける先を限定した人を小馬鹿にしたようなエンタメより、「かなわんな」と思わせる物・・・それもエンタメなんだろう。人にとって血肉になるエンタメ。

 私も頑張ろうっと。

 でも、なんで古畑任三郎風なシーンが・・・田村正和だから? あれだよねぇ、田村正和が主人公だと、絶対こっちが勝つって初めからわかっちゃうけど、勝ってもやるせない気持ちになるラストのピアノのシーンと、でもほんの少しでも報われることがあるってのも、人の現実の人生を表しているようで、切なくも温かいね。

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2008.12.05 23:59

 知ってる人は知っている。知らない人はおぼえてね・・・・はミウラのCMだけれど、まさにそんな感じの(どんな感じ?)の傘がある。

 その名も、「ツインアンブレラ」

 その名の通り、「ツイン」な「アンブレラ(傘)」、つまり、相合い傘用の傘だっ!

 ・・・・・・・別にそんなんおぼえなくてもいーよと言われてしまえばそれまでなんですが。これ、相合い傘なんてしない人にもよさげな傘なんですよ。

ツインアンブレラ
 形が不自然でしょ? そして、やたら横に長い。そう、普通のより1.5倍ぐらいの幅があります。

 しかしヘンな形状。頂点がなく、上の方は平ら・・・それはなぜでしょう?

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2008.11.16 23:59

 名古屋松坂屋南館、松坂屋美術館にて、北斎展に行って参りましたよ。最終日ですが(←オイ)。

 今回の北斎展は「北斎 富士を描く 冨嶽三十六景と富嶽百景」ということで、大ダコが女をエロい意味で襲ってるとかいう、お金持ちの奥様が見たら卒倒しそうな葛飾北斎ではなく、一般的な北斎の代名詞である「富士山」にこだわった作品展です。

 だから、なんというかもう、「I LOVE 富士」って感じで、この作品展だけ見てると北斎が富士山しか書けないんじゃないのかと思うぐらい、富士山でした。

 そういう意味では、「描けるものはなんでも描く」という姿勢を持ち続けたイカレ老人北斎が、ミュージアム内にもあった「画狂老人卍」という自ら命名した変名の意味があまり伝わらないかもなぁ、と思った。
 私は絵では表現しないけどそういうところはすごく共感できるだけに、北斎の魅力は富士だけじゃないのにともったいない思いもした。まぁ「富士」の展覧会と言えばそれまでだが。北斎の「拡がり」に繋げる展示という点では弱かったように思う(←厳しいなぁ)。

 終わりの臨時ミュージアムショップでそれ以外の北斎とか売ってるんですけど、やっぱり富士だらけでした。当然と言えば当然ですけれども。

 そのショップで眼に止まったのが「ミニ掛け軸」。これがなかなかイイ!

ミニ掛け軸に神奈川沖浪裏下のはキーボードとトラックボール

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2008.11.03 23:59

 YahooのトップページのYahoo動画の宣伝に『009-1』が出てました。うわぁ、こんなマニアックなの出るのかと思ったけど、石ノ森章太郎ものってことでね・・・なるほどそれなら納得。

 この、009-1(ゼロゼロナインワン)は以前(4話5話12話)にも紹介したんですが、石ノ森章太郎原作のサイボーグ女スパイものの青年マンガ『009ノ1(ぜろぜろくのいち)』を原作に持つ深夜アニメで、1クール(12話)で終了したんですが、結構出来が良かったんですよ。ハッキリ言ってしまうと、原作以上(原作がね・・・・ワケありなの)

 その、009-1を3話無料で見られるということで、久々に見てみたんですけどね、やっぱり楽しいですねぇ、これ。人物の描写が、今時のオタクにしか受けないアニメに多い「キャラ」化してるんじゃなくて、一人の「人間」として存在している感じがすごくいいですね。

 なぬ? よくわからない?

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2008.07.01 23:59

 映画『クライマーズ・ハイ』試写会行きましたよ。

 若い人は知らないであろう、史上最大の飛行機事故、日航機123便墜落事故を追った、群馬の地方紙「北関東新聞(架空)」の記者たちのドラマを描いた横山秀夫の小説を映画化したもの・・・・です。NHKで一度ドラマ化されたんですね。全然知りませんでした。

 まずビックリしたのが、試写会会場のアナウンス時間が2時間23分という言葉でしたが(笑)、あまり長く感じない映画でしたね。観てて苦痛なこともなく、物語がエンタメの「お約束」をまったく踏襲しないので(汗)、退屈に感じることもなく、物語に引き込まれてしまいます。

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