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死ななきゃOK

死んだ方がいい、死にたくない、いろいろあるかもしれんけど、とりあえず、死ななきゃOK。っていつも言えたらなぁ・・・

2006.08.03 23:59
 亀田興毅(ATOK2006は一発変換!!)の新聞記事を見て、ホント、なんというか、個人の思想を反映していて面白いね。好き嫌いハッキリという感じ。

 個人的には好きでも嫌いでもないのだけれど、結局彼は、リングサイドで観戦していて勝利と同時にリングに上がってきた朝青龍と同じ系譜の人間なのだと思う。
 現代的な「真面目な優等生」スポーツ選手ばかりの中にあって、闘争心むき出しの、ケンカに近い格闘技を求める種族というか・・・だからこそ(色々な力学があるにせよ)超絶的なスピードで成長し、タイトルを手にすることが出来る。
 逆に、相撲界を観てみればわかるけど、「末は横綱」と呼ばれるような学生相撲のチャンピオンも結局は三役止まりなのは、周りの人々が「真面目な優等生」を求めすぎたが上に生じた一種の現象のようなものなのではないだろうか?
 「貪欲さの欠如」とでもいおうか。どんな相手にもひるまない強さというか。「ほどほどでいいじゃん」とは一線を画す強さ。まぁ、この強さはすべての人が好む種の強さではないから、好き嫌いがわかれるんだろうけど。「相手をぶっつぶす」という強さではなく、「相手を受け止めながら跳ね返す」という強さを求める人もやはりいるのだ。

 そんな中で私は、今回の判定を見て、明らかに手数やポイントの高いパンチを打つ相手(=スポーツ格闘技の体現者)よりも、相手をぶちのめすことを主眼においている亀田(=ケンカ格闘技の体現者)を、判定者たちが支持した所が実に興味深いと思った。
 それはどういう事かというと、「クリーンなスポーツボクシング」から、昔ながらの「興奮するファイティングボクシング」に、昨今の「スポーツボクシングはKOがないからつまらない」という観客の声に応えた流れが起きている現れなのではないのか、とちょっと思ったりしたのだ。

 これは私見だが、亀田は今後どんな「感動するストーリー」とか「弱い部分もある本来の自分」を見せようと、すべての人に支持されることはないだろう。「視聴率100%を目指す」のももちろん無理だ(これは当然リップサービスだけれど)。
 だが、亀田はそれを承知の上だろう。亀田自身にとって、自分のビッグマウスと観客とのコラボレーションが、ボクサーとして人間としての自分を奮い立たせる重要なファクターなのだ。
 しかしそれが故に、亀田がほとんどすべての人に支持されるような「大チャンピオン」になることが無理な現実を作っているのだ。なんというのだろう、「わかる人にだけわかればいい」というノリが、そのお、多くの人に支持される「大チャンピオン」を作れない理由になるのだ。だが、それこそが亀田の魅力であるのかもしれない。

 とはいえ、朝青龍も最初はアレげだったけれど、周りの声を取り入れていく内に「らしく」なってきたわけで、一概には言えないけどね。そういう意味でも、今後の亀田の人生はこれまた普通じゃないものになるんだろうねぇ。
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