死ななきゃOK

死んだ方がいい、死にたくない、いろいろあるかもしれんけど、とりあえず、死ななきゃOK。っていつも言えたらなぁ・・・

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2008.07.02 23:59

 ヤマダ電機が公正取引委員会から「不当派遣(他社社員のただ働き)はやめなさい」という、独占禁止法違反(優越的地位の濫用)で排除命令を受けた。

 わからない人に説明すると、家電業界というのはもう終わってる部分の多い業界で苛烈な価格競争に代表されるように競争の激しい業界であり、最近の大合併に代表されるように、状況はけっして芳しくない。
 それにはいくつかの理由があるだろうが、時代の変化が大きいだろう。

 家電が安くなることは人々の生活の中に家電が入り込むことでありながらも、それが当たり前になりすぎると今度は飽和状態になってしまうわけだ。まして今なんかは低所得者が多いとか、シンプルなライフスタイルを求める人や、家電量販店では売ってないような個性的なデザイン家電を買う人など、ニーズが分散化しているので、家電量販店および家電量販店が重要な販売チャネルであるメーカーが、近年血眼になっている・・・・・というわけだ。たぶん。

 メーカーの子会社(マーケティング専業会社)に勤めていた知り合いもこの、ヤマダ電機の改装に派遣されて行った人いましたね。
 「あの会社はおかしい」「業者向けの文書なのに、自社の副社長に『様』をつける」「その副社長はパソコン持ち込みが嫌いだから業者のノートPCを叩き壊した」など(笑)滑稽な話とともに、派遣が奴隷のように扱われる・・・・という話をしていた。

 ちなみにだが、その人は別の家電店(二重派遣とかももちろんしてる)でも働いていたので、少々「終わってる業界」の状況を理解しているつもりだったのだが、まだ全然ましだったということに気づいたらしい。もちろん、すぐ退社したそうだが。

 まぁ、家電業界って、働く側からしたら評判悪いのよねぇ。
 構造が古いというのもあるし、状況が悪いからというのもあるし、不沈艦を目指しているだけというのもあるだろうし、とにかく、「売り上げを上げる」のが最優先。いや、他の会社だってそうなんだけれども、その中で他の目的(会社の個性に沿った展開)があるのが普通だと思うんですよね。「この部門はウチらしくないので手を出さない」とか。 それがない。とにかく今を乗り切る為に必死・・・・という印象だ(←印象で語るなよ)。

 まぁ、販売ってそういうものといえばそうなのかもしれないけれど、まぁ、なんつーか、地デジとか省エネ家電なんかいい例なんだけど、売れないから売るために周りを変えようという意識が凄く強いですよね。自分たちが変ろうとかいう意識がないのでするはずもない。その為かCMもダサくてしょーもないモノが多くなるのでしょう。

 これはあれかなあ、一族経営とかもあるけれど、ジャンル的に女性が少ないからとかもあるのかもしれない。それぐらい、家電業界の経営方法は古くさいし、マッチョだと私は思う。
 そんなだから、働かされる方はやる気を持てないし、やる気が持てない社員ばかりだから、同じ営業力なら安く済む派遣に労働を強いて、しかもそれを監視したり圧力をかけたりする悪循環になってるのをさすがに公取委も見逃せなくなってきたのだろう、きっと。この業界だけじゃなく、派遣にまつわるものはトラブルばかりだからねぇ。今まで見ないフリしてきたけれど、それじゃ済まなくなってくるよね。人数が多くなればなるほど。
 百貨店とかの派遣でも同じようなことが言えるでしょうけど、メーカーにも問題があるんですよね。そんな販売店に下手に出るから。そうなるのはもちろん、「売れなきゃ困る」からで、それはつまり、大きくなった自分たちメーカーの体を支えられるほど、黙ってれば売れるなんてことはない現実があるわけですね。 

 個人的に、メーカーは、「イイモノを作っても販売経路がなければ売れない」という恐怖感に駆られているんじゃないのかと思います。ニーズがないのに売りつけようとする商品が多いのに、メーカーは「βみたいな失敗したくない」と、そんな姿勢を正すわけもなく、まるで、近鉄時代の中村ノリの横暴な要求額にスゴスゴと文句も言わず支払い続けて結局潰れた球団のように販売店んに媚を売ります。そこにパートナーシップなんて格好いいものがあるわけではなく、業界として談合したという表現がしっくりくるかと。放送局も合わせれば、ほら、地デジ。

 CMでひっぱるテレビもそうなんですが、こういうのって、「甘え」を生むから、仕事の質が落ちると思うんだけどねぇ・・・・メーカーも巨大化しすぎたということかな。それを維持するために本来の自分たちの役割を忘れて、削減する場所がわからないから、人員削減に手をつけて、それでもなんともならんくなったメーカーもありますよね。

 目先の結果ばかり追い求めるのはよくないって言われるけれど、その「よくない」の基準よりも、「儲からないとダメ」って基準が上回ってるからこうなってるんでしょうねぇ。そんな企業が多いけどね。

 ちなみに、そんなヤマダ電機のコメント。

 「一層のコンプライアンスに・・・」

 ってのは、信じられないよねぇ。そもそも、コンプライアンスっていうのは馬の耳に念仏な言葉であって、企業の経営方針がおかしいところにそれを要求したって何も変らないと個人的には思う。コンプライアンスの精神があれば、こんなこと言われることはない。
 とはいえ、コンプライアンスしてる企業なんてどれぐらいあるかなぁ?コンプライアンスしなきゃならない公務員の場合でも、「サービス残業ぐらいしろよ」という世の中なので、コンプライアンスも時と場合なんでしょう、きっと。

 だから、こういう「コンプライアンスに務める」というのは、「仕方なくやってやる」という、本音を包み隠した極めて日本語的な隠語なのでしょう。まぁ、公取委が「業界最大手に言えば他も気をつけてくれるだろう」という、ヤマダ電機だけの排除命令だったので、ますますその気持ちは強いでしょうねぇ。

 どう改善されるのかって?

 ・・・・・・・バレないように周到にやるんでしょ? コンプライアンスですから!

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