死ななきゃOK

死んだ方がいい、死にたくない、いろいろあるかもしれんけど、とりあえず、死ななきゃOK。っていつも言えたらなぁ・・・

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2009.01.28 21:47

 それにしても、世の中、不況不況うるさいなぁ。

 あいかわらず、メディアは拡声器って感じで、不安をどんどん倍加させている。メディアリテラシーが必要だねって思っても、それはメディアでは教えない。悪循環というやつだろうかね。

 

 首切りの代名詞となった「リストラ」が流行ってからもう10年以上。当時、その「形だけのリストラクチャリング(再構築)」をマンガで批判していたのが、高橋しんの『いいひと』だけど、世間一般には、草薙剛主演のお笑いドラマを思い浮かべるかもしれない(原作者がぶち切れて連載やめようかと思ったらしい)。

いいひと24巻

 このマンガは、サブタイトルに「for new natural life」と銘打っているように、ドラマのように単なる「いいひとにまつわる楽しいお話」なんかではなく、当たり前のことを忘れてしまっている人びとに対して、いいひとという、世間一般ではよく思われない「存在」を通じてそれを知らしめる・・・というマンガなんですけど、そのマンガで訴えかけていたことがまぁ、何も反映されず、今に至ってる気がしないでもない。

いいひと24巻

 小学生でも考えればわかりそうだが、いわゆる欧米型経営を礼賛していた人たちにとっては、世の中の真理よりも、自分たちの信仰する『教え』に則った法が楽だったのだろう。
 「改革のために首切りをします!」と言って、やる気の出るのは、最初の一回、ホントにコイツやべぇな、早く辞めさせろって人がいるときだけに許される行為であり、いつの間にか「階級で区別」とか、はては「業績で区別」とまぁ、1000円床屋みたいに、とにかく、スピーディーに、カット!カット!カット!・・・・って感じで何もしてこなかったんだろう。

 何もしてこなかったというと怒られるけれども、結果が伴わなければ、やっぱり何もしてないのと一緒だろう。というかむしろ、逆効果だったことに気づかなかったりしたら、もう最悪である。

 たしかにカットも必要だけど、人員が無駄ということはつまり、経営の仕方に無駄があるからでしょう?

 まぁ、現実として、国内の購買者の給与水準が下がっても貿易黒字ならOKって風潮があったのに、それってかなり異常だよということに何の疑いもせず、いや、たとえ疑ったとしても周りに合わせて何もせず、むしろ悪化させてきた状況がこれ。あげく金融危機で製造業がおかしくなるなんて、そもそもおかしい。大学が株で失敗するのもおかしい。

 構造改革は、肝心なことをな~んも改革してなかったと言わざるをえないと思うのだが、それも「リストラ」と同じことをしただけなんだよね。だけど、「民間がそうしてるから、国もそうしろ」と民間に勤める大多数の人の支持を得て、国までそれを真似ちゃった。なんか、遁走曲って感じ。

 と思いながら、先日買った本を読んでいると、面白いことを書いてるページを見つけた。

アル・ウェイスがくだした最初の決定は、キャストは一人も解雇しないということだった。よって、経費削減の手段はほかに求めなければならない。わたしたちは(中略)マンパワーを最大化することにした。
      (リー・コッカレル『感動をつくる』より)

 この本は、元ディズニーワールドリゾートの上級副社長であり、ディズニー式リーダー研修を行うディズニー・インスティチュート代表の著者による本だが、こんなことを書けるのは、この人が「大学でMBAをとった」とかそんな人じゃないからだろう。

 農場の生まれで、大学中退、軍隊入隊、給仕係・・・そんな経歴を持つ著者が、それまでに培った「現実的」な経験から、企業としてのあるべき姿(しかも理想論でなく)を自身のやり方で実現していく・・・その中では、経営の非常識を実践することもあったけれども、それが功を奏している・・・というわけだ。

 誰だって、「いつか首にする」と言われるより、「お前と心中する」と言われた方が頑張れるもんだ。よっぽどぐーたらな人をのぞけばだけど・・・そういう意味で、大学で一生懸命経営をおぼえた現在の日本の大企業の経営者たちには、そういう神話を信じていたのだろう。つまり「これこそが人を効率的に動かすのだ、購入させられるのだ!」というものを、言わば盲信していた部分がなかろうか?

 彼らに、創業者たちのような熱いスピリットもなければ、不可能を可能にしようとするソウルもないし、人のためになんとかしようというハートもない。また、創業者たちだけれども、世間に合わせて忘れてしまっていることもあるだろう。

 私は別に「家族的経営こそが美だ」などと言うつもりはない。

 けれども、本当の「合理的」っていうのは、徹底した現実主義でなければいけないのじゃないのか?とも思う。

 だって、自分の受け入れられないもの=不合理としている以上、それはもう、真に合理的なものから遠く離れてしまっているものだから。世の中とは、自分の思い通りにならない部分があるものだし、あってしかるべきものだ。そして、そういう、思い通りにならないことが、自分を成長させるのだ。それから逃げた経営をしてきたから、自分の首を絞めているのではないのか?

 先にあげた本の著者、リー・コッカレルは、「リーダーは包容力である」と考える前の鬼マネージャーだったときの一つの経験が、人生の分岐点となったと語る。

あるホテルに出張した。ところが(中略)、部長は入院中だという。わたしがやってくると聞いて気を失い、椅子から落ちた、というのだ。これほど傷ついたことはなかった。そんなにも恐れられていたのだ。

 人はいつでも変われる。ただしそれは、その気になったときだ。日本の、低価格理容室みたいな経営陣は、客が「どうしてもココじゃなきゃイヤ」というサロンのような、髪を「切る」のではなく、「美しく整える」技術を見せなければ、もっと安いところにどんどん流れていくだろうってことに気づかないとね。

 そういう意味で足りないのは、美学の問題なのかもね。

 人生の中での美学。

 まぁ、ムリか。

 美学のあるとこに行きましょうね、みなさん。ナルシシズム的な美学じゃなく、人生の美しさを考えてるところへ。

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