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死ななきゃOK

死んだ方がいい、死にたくない、いろいろあるかもしれんけど、とりあえず、死ななきゃOK。っていつも言えたらなぁ・・・

2005.12.07 23:59
 職場には数あわせのために「仕方なく」辞めさせないでいる、箸にも棒にもかからない人間がいる。そんな極端な人間いないだろうって? それがいるから凄いんだ。

 たとえ問題を起こす人間でも、仕事ができるならまだある程度みんな我慢できるんだが、これが仕事もできない。人間性がいいわけでもない(むしろ悪い)。そう、困った人間なのだ。

 組織論で言えばどちらもカットしたほうがいい結果がもたらされるというのがセオリーになるが、それができるには、ある程度高度な組織運営がなされていないといけない。では、高度な組織運営とはなんだろう。
 
 「組織論」は必要ない、という人もいるかもしれない(特にほどほどに働けばいいと思ってると)。だが、やらねば問題が大きくなるだけなのだ。その端緒を表した、「使えない」その彼のセリフが印象的だ。

 「他の仕事させるなら辞めてやる」

 みんな「じゃぁ辞めろ」と思うでしょ?
 忘れてはならないのは、その困った人間のために組織が疲弊するかどうかを考えねばならないということだ。人数あわせのためという単純計算では、他の人の労働意欲が半分になってしまうことだってある。辞めることだってあるかもしれない。仕事の質が違っても同じ給料ならなおさらだ。

 組織論は、組織としての総和が良ければいいのであって、総和に揃えるためにむりやり数字を当てはめるような事はしてはならないのだ。

 たとえば、目標とする総和が10ならば、何も1+2+1+1+…とやる必要はない。1+2×2+1+1×3+…とすればいいだけの話だ。
 「2倍働ける人はそういない」とか、「3倍の力で働こうとする人はいない」と言う声もあるかもしれないが、なにも2倍にする必要はない。1の仕事しかできない9人でもそれぞれが1.15倍の仕事をすれば、1の仕事をする10人集めるよりも総和は上だ(9×1.15=10.35)。ましてその中に2倍働ける人間がいるなら効果はもっと上がる。

 また、この方法ならば、人数を増やすよりもさらに効果がある。そう、1.15を1.25にするだけで総和は9×1.25=11.25になる。人数は-1なのに、1.25分の増えているのだから、効果はそれ以上だ。「人件費削減」が騒がれている世の中でこれだけ組織論が注目されているのはひとえにその効果を期待してのことだ。

 問題なのは、9×1.1倍だと10より低くなる(9.9)と言うことを恐れて、10を越える10.35になる9×1.15倍にする努力を怠り、なんとか10のままでいようとすることだ。なぜなら、先ほどもあげたようなやる気のない人間のために、他の人間が0.5倍にしか力を発揮しなくなることだってあるからだ。
 現実は子供向けアニメのように能力差が2倍、5倍と差がある場面ばかりではない。むしろ小数点ほどの差が結果的に大きな差につながることの方が多い。相手も全力なのだ。その紙一重をどうするか、それが小数点を上げる意味だ。
 正しい組織論を実行できる人間は、そこの境目をかぎ取る能力がある。10は目標であって、到達点じゃない。まして「いつか2倍働ける人間が入ってくる」ということをあてもなく期待するなんてのは問題外だ。

 ほとんどの人がわかってはいるのだろうが、それが出来ないのが現実にあるほとんどの組織なのだ。ようは、組織だけじゃなくて自分にも「10でいい」と自分自身に納得してしまっているわけだ。だから自分のなかの問題にも向き合おうとしない。組織のなかの問題と向き合って改善しないのと同じように。

 しかし、そんなネガティブな現実こそが、私に色んな事を学ばせてくれるから、この職場は私には新鮮であり、勉強にもなるからなかなか辞められない。

 本当はハイレベルなところで泥まみれになってハイレベルな感覚を養いたい気もするが、『失敗は成功の元』。これは他人の失敗でも同じことだ。
 ただそれでふんぞり返っているだけの人間にはならないようにしたいもんだ。
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