死ななきゃOK

死んだ方がいい、死にたくない、いろいろあるかもしれんけど、とりあえず、死ななきゃOK。っていつも言えたらなぁ・・・

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2006.02.10 23:50

 私はカツ丼が好きである。

 だが、「このカツ丼こそがベストだ」というカツ丼には出会っていない。そう、素晴らしいカツ丼に出会ったから好きなのではなく、カツ丼そのものが好きなのである。それゆえ、どこで食ってもそれなりに満足してしまっていた部分も少なからずある。

 以前、散歩していたら周辺には意外に「トンカツ屋」が多いことに気がついた。今まで外食なんぞそうしていなかったから当然なのかもしれないが、一応都心部に住んでて、しかも「味噌カツの名古屋」に住んでて、しかもカツが好きと来ていて、行ってない方がおかしかったとも言える。ああ、遊びがなさ過ぎる人間もダメねぇ・・・

 そんなこんなで、今日は図書館の帰りがてら、鶴舞にある「気晴亭」に入った。

 以前から気になってたとはいえ、レビューするなんて考えもしなかったから、デジカメを持っていかなかったので写真がないのはあしからず。携帯のカメラも壊れてるしなぁ(そろそろ替えますよ)。

 さて、そんな『気晴亭』ですが、一応名古屋市内に数店構える老舗の洋食&中華レストランです。なんでまたそんな組み合わせなのかというと、

15歳で当時フランス料理を出していた親類「コーナ・ナベヤ」に次姉とともに入り、(中略) ここで見せていただいた洋食と、一緒にいた中国人から目で見て覚えた中華料理と海軍時代の経験を生かし,トタン板の上でレモン水を売りその後、念願の屋根つきのバラックを好意で借りられ、そこではお客様の喜ばれる料理を次々に作っていきました。(気晴亭メニューより)

 という、理由なんだそうです。ですから、本格洋食&中華というわけではなく、何というのでしょう、昭和の面影を残した洋食屋と考えた方がいいかも知れません。

 ひとつ気になったのですが、別のページに「新入社員に向けた創業者のメッセージ」なるものがあり、その内容が

私は13才の時から此の道(料理)に入り17才の時に名古屋では有名なフランス料理の店で広小路の「コーナ・ナベヤ」と云う店に就職してそこで先ず出前持ちを二年間やり、それから仕入部で1年間働き、3年目にようやく調理場に入りました。然し仕事はなべ洗いで二年間、あとは傳票取りを1年間、結局料理の事は何もやらせてもらえませんでした。(気晴亭目次より)

と、言ってることがまったく一貫していないのですが、戦後の混乱期の中ずいぶんと苦労をなされたのでしょう。そういうことにしておきます。しかもこのメッセージの意図がさっぱりわかりませんが、「人生はあっという間だ」ということを新入社員に伝えたかったのでしょう。

其の頃一番つらかったのは一日中米の飯(御飯)は全然ありませんで配給でしたので毎日毎日腹ぺこで働いた事が今でもつらい思い出として忘れる事が出来ません。 然しもうあれから60年が過ぎてしまいました。終わり (同じく気晴亭目次より)

 さて、本編に入りましょう。本編? カツですよ、カツ!

 この店は『まんざ』というニラ饅頭でも有名らしいですが、ここの特徴はおそらく「オイル焼」と言っても言い過ぎではないでしょう。なにせ、揚げ物なのにオイル「焼」なのです。普通のトンカツとは違ったものが出てきそうな予感がします。

 そこで今回はカツ丼ではなく「味噌ロースカツ定食(オイル焼)」を注文しました。確か1523円だったと思います。なお、ごはんは「おかわり可」ですが、おかわりは1回限定ですので、育ち盛りの人は油断しないようにしてください。見た目どんぶりですが、底が浅いので大した量ではありませんが、それでも普通の茶碗よりも多めですので、普通の成人男性ならおかわり1回で満腹になるでしょう。私は追加注文してしまいましたが。赤だし(みそ汁)は小ぶりです。

 メインの味噌カツはどうでしょうか。見た目は、オイル「焼」とわざわざ言うように、衣を鍋に「焼き付けた」ような痕があります。そのため、普通の「トンカツ」とは違った印象で、ちょっぴりしてやったり感がありました。ちなみに普通の味噌カツもありますよ。

 味。・・・おお、なんというか、食感が違う! (外見が違うから当然かもしれないが)痛々しいトゲトゲ感やパサパサ感というのじゃなくて、なんというか、肉を衣で包むことを第一義にしているような衣、という印象。だから、肉のうまみがよく残ってて、「豚ッ!!」という味がします。まったく分かりにくくてスミマセンが、塩こしょうをベースにした豚肉そのものを味わう、衣で包んだ食べ物という新しい印象です。

 わかりにくいたとえかもしれませんが、ドイツ名物の「子牛のカツレツ」と「トンカツ」の中間のような味です。それと、やや甘いけどあっさりした八丁味噌ダレとのハーモニーはなかなか秀逸な物があります。上品な味、とまではいきませんが、定食屋の味と言うよりは洋食屋の味、という感じがして、好きな人ははまるかも知れません。とにかく、味噌を使っているのに豚の味がなくならないというのは素晴らしいと思います。豚肉好きの方や、「味噌×2しすぎるのもいや」という方にオススメ。
 他のメニューも豊富で、健康志向のものもあるようです。創業者のチャレンジ精神が反映されているとでも言いましょうか・・・。

 混雑度についてですが、金曜の夜なのに大して混んでいませんでした。2階以上にも席があるのですが、1階のソファー席にひとりで座っていられるほどでしたから。10名ほどの団体客が来て、春巻きや棒々鶏などを注文していましたが、それでも席に余裕があったので、こういう所なのかも知れません。むしろ、場所柄常連が通うような店なのかもしれませんね。接客もそんな感じで、最近のファーストフード接客に飽きた方には新鮮かも知れません。


気晴亭 本店
愛知県名古屋市中区千代田5-21-6(JR・地下鉄「鶴舞」より徒歩5分)
営業時間 11:30~22:00
《インターネットで地図確認》

※詳細は公式サイトをご確認下さい。

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