globeのマニアックなアルバム、その名も『maniac』(まんまじゃん!)のレビューが掲載されたので転載。
ちょっと甘めな気もするが、ホラ、批判的なものも多いからつい・・・。
エイベックス・マーケティング
maniacというともう、救いようがないくらい自己満足な域に行ってしまうのかというとそうでもなく、TM時代を彷彿させるような、「ハマる人には異様にハマる」作品に仕上がっています。
小室哲哉自身、ややマニアック→超メジャーという道を辿ってきたわけですけど、もう自分の実力を(人気という意味で)試す期間は終わって、いい意味で聴く人の期待を裏切る作品を造ろうという試みをglobeで行っている、と感じる曲群だと思います。
その為、globeから入った人は「あの栄光の時代は?」と残念かもしれませんが、maniacとわざわざ言うぐらいですからそういう路線にはいかないんじゃないかと。今後globeが、デビュー当時のようになるには、時代の方が近寄ってきた時しかないのかもしれませんね。
逆に、globeに対して思い入れがない人の方が案外受けいれられるかもしれません。そんなアルバム作品です。
『Shine on you』はホリエモンのことを特別な感情を込めて歌っていたのでビックリですが、そういう「時代」や「人間」に対する目線を深めていけばどんどんmaniacになるでしょうねぇ。『LEVEL 4』もそうでしたし。
あなたに 私も 過剰なまでに期待をしていた
get wild & tough, get chance & luck
そんなことを誰か歌っていた
・・・maniacですよ。「誰?」って聞かないで。
正直、二枚目はおまけな印象。だから質が低いとかじゃなくて、アルバム作品としての一貫性に欠けるというか。ま、値段も考えた上でのおまけとしては満足のいくものですけどね。
今のglobeは、あえて『globe2(前作)』や『maniac』とつけて、これから目指す音楽の新しい形に挑戦しているのではないでしょうか?
そういう意味では、いいアルバムだと感じました。
(以上レビュー終わり)
・・・ちょっと甘いから星4つにしようかなぁ。前作『globe2 pop/rock』の方が良かった気もするし。
あと、maniacって音楽的な意味でのmaniacの意味合いの方が大きいみたいよ? 私は音楽的素養がないからわかんないんだけど。
あ、あと、先ほど上げた曲のこのフレーズも良かった
21世紀に入ったらかなり有名な
ITなダーティーな街六本木という丘に立つ
無数な枝を持つ虚構の大木樹齢
もちろん、六本木が嫌いとか言う意味じゃなくて、こういうことクリエイターが言わなきゃねぇ。迎合するのがいいことじゃないし。そういう意味でも、maniacだからこそ持てる視点ってのももたらしてくれるんじゃないだろうか? えっ、わからない? うーん。
エイベックス・マーケティング
トラックバックURL↓
http://tkiyoto.blog6.fc2.com/tb.php/410-a6fd03c6