死ななきゃOK

死んだ方がいい、死にたくない、いろいろあるかもしれんけど、とりあえず、死ななきゃOK。っていつも言えたらなぁ・・・

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2007.03.03 23:59
 「形態は機能に従う」という言葉がある。

 デザイン論の話だ。

 だが、コンテストということに限ってしまうと、こういう言い方もできる。

 「称賛は問題に従う」とも言えるのかもしれない。少し前、そんな出来事があった。南アフリカ、ケープタウンで。

 詳しい話はロイターのニュース記事を参照してもらうことにして、 簡単な説明だけ。

 2007年南アフリカはケープタウンで開催されたデザイン博覧会で、もっとも美しい「モノ」の栄冠を勝ち取ったのはなんと・・・・・「コンドーム装着器」!
 このコンドーム装着器は、なんと「わずか3秒で装着可能」にすることができる、画期的な代物らしく、デザイナーは制作に6年物歳月をかけたんだそうな。これでHIV感染率が10%を超える!南アフリカなどでの予防にも貢献できるとまで言ったそうな。

⇒なぜかGIFアニメーションの装着動画(ZIPファイルなので要解凍)

 ニュースとか動画まで見ているとはただのバカニュースに近いモノがありますが、私はあえて、これをバカニュースじゃなくてマジメに取り上げようと思います。いつもの如く18禁で。

 私がどうしても気になるのは、簡単装着コンドームが受賞したということに対して、「なぜそんなモノが」じゃなくて、受賞者の「これで人口の10%がHIV感染している南アフリカで感染予防ができる」という主張が、(おそらく)称賛でもって受けいれられたに違いない、ということです。なにせ、アフリカではHIVが大問題ですからね。

 でも、ホントにそうなのかな~とつい考えてしまう私。

 というのも、その、画期的なコンドームが「普及」すれば解決するのか? とも思えるから。

 まぁ、ぶっちゃけコンドームでもHIVは感染する確率があるんですが、装着率が高いほど感染率も高いのも事実なワケで、それで万事解決と・・・・いけばいいんですけどね、ホラ、先進国は装着率高いから・・・と簡単にいかないのが世の中。
 簡単にコンドームがつけれりゃ解決するってのはない気もします。

 

 そもそも、著名デザイナーが作ったモノというのは普及しないんですよねぇ。
 簡単に言うと、ミニクーパーはカローラになれないとでも言おうか。

 車ならいいんですけど、コンドームは「とにかくした方がいい」というものなので、やっぱそんな凝ったものじゃない方がいいと思ったりもします。

 ・・・といっても、私は今回その、コンドーム装着器を開発した彼、Roelf Mulder氏の発明をバカにしているわけではないですよ? 南アフリカ出身の彼は真剣に「コンドームをいかにするか」というデザインをやってますからね。
 彼のデザインした触らないで装着できるコンドーム自体(今回の器具じゃない)は、かの、ニューヨーク近代美術館(通称MoMA)にも登録されてますからね

(参考)
 ⇒ちゃめのBlog さん(その簡単装着コンドーム動画をまとめてます)

 ちなみにこの手を使わずに着けられるコンドーム、使い方は、オカモトのノータッチというものに似てますが、ノータッチよりも洗練された装着法のような気がします(見たところだけで申し訳ないですが)。

(参考:日本にある簡単装着コンドーム)
 ⇒オカモトのノータッチ(コンドームに触らず装着できる)
 ⇒ジャパンメディカルのすぐぴた簡単装着ワンタッチスピードーム
   (コンドームにテープがついていて、引っ張るだけで装着可能)
どちらもAmazonで購入可能なんだね・・・ノータッチすぐぴた

 アフリカではHIVが大問題と書きましたけど、なんでそうなっているかというと、強姦がかなりの確率で行われていることも大きいようですよ。そこで「はい、早く着けられるコンドームあげるからしろよ」と言ってもしない人はしないでしょうねぇ。
 ま、強姦(レイプ)というのはかなり扱いづらいテーマ(結局男有利の結論に至るから=意見を言える立場の人も男が多い)なので、

  • HIV・セックスに対する啓蒙活動(言わずもがな)
  • コンドームの普及活動(コンドームが完璧ではないけど、これしかない)
  • 経済基盤の整備(貧困が買春を生む。ちなみに日本では違うケースもある)
  • 社会基盤の整備(強姦=重い罪であると一般に認知されること)
  • 男女平等(男社会の中でのハクとかのために女性が犯されることもあるから)

・・・などの多面的な対策の一環として、デザイナーとしてせめて出来ることを・・・と考えた上でのデザインだったんでしょうね、六年もの歳月をかけたってことは。日本でこんなこと言ったら「変人」扱いされますけど、「HIV感染率が10%」の国の人が言うと、「素晴らしい!」になる。そんな気がしました。

 そんなに強姦→感染がやっかいなら、「コンドームする方が気持ちいいコンドームの開発をしたら?」とかいう過激な意見が出ても来そうですが、もちろんこんなの実現しませんよねぇ。強姦が増えそうですもん。
 あと、女性用コンドームの開発改良も、進まないでしょうねぇ。なぜって? 結局セックスって言うのは、男性中心で語られますからね(女性用コンドームは気持ちよくないとか)。だからそのアンチテーゼとしてピルが普及したりするんでしょうね、欧米では。それだけではないですが、男性をあてにしていないのは確かでしょう。

 「形態は機能に従う」という論理から行けば、レイプされる女性側が避妊防御できるものを作るようになるのが普通ですが、男の力(本能)はそれすらも壊すんですよね。その方が快感があるからですよね。特に男に!
 女はよがってても心で泣いてるなんてことありますからね(実際近親相姦によるレイプ患者でそういうことにトラウマを持つ子もいる)。

 日本でもあるじゃないですか、避妊したいと言う女性に「愛してないの?」とか言う男。「そういうお前は私のこと愛してないのかよ!」という女性を無視してやっちゃう男ね(こう言うと、「それが男だよ」というのがあるでしょ?だから簡単じゃないんですよね)。女性特有の弱さがあるために、コンドームによる予防、というのはいつだって不安がつきまといますよね。ピルの副作用も嫌われますし、ピルじゃ性感染症は防げませんし。
 だからその中で、理性のある男たちの中で、「男」を抑えるという意味でのコンドームが生まれ、支持されている・・・・わけですけど、その理性がない状態なら・・・・・ですよね。

 ちなみに今は、「日本も昔はフリーセックスで、夜ばいなんか当たり前のように行われていた」という議論も結構ありますけど、それは結局こう言うことだったのではないのかな?と思います。
 懐古主義は過去を美化しすぎますから性病拡大とかいうことには目を向けないで「性の解放=自己の解放」ということを述べますが、問題がなかったら消えてませんって。抑圧が正しいわけじゃないけど、今が、公的意義において存在するという認識も忘れてはいけないと思います。

 

 さて、コンドーム普及に関しての話に戻りますが、個人的には、今までのコンドームの使われ方プラスアルファの「すぐぴた」型が一番普及しやすいと思いますけど、どうですかねぇ? あーでも、こうやって一つの枠に当てはめていくことを嫌う社会が民主社会ですから実現は難しいか。特許取ってるわけだし・・・・これが一番の問題かもしれませんね、デザインで問題を解決する上で。

 そもそも、デザインだけで問題解決になるわけがないんですが、だからといって今まで通り「注目されて、はいおしまい」でよいのかなぁ? とも思います。

 でもまぁ、マジメにコンドームを語ること自体が希有(けう)な状態なワケですから、きっとそんなことを語ろうぜなどと言う私の方がきっと異常だと思われるんでしょうねやっぱり。とりあえず、気長にやらないといけないことなんでしょうね、こういうことって。

 何でかって結局、セックスが子供を作ることとつながるからでしょうね。

 そして、生むのは女だってこと。

 それはいつまでも変わらないものです。だからこそ男たちはその時代なりに「女を守ろう」とするんでしょうし(囲ったり)、こういうコンドームを作ったり付けたりするんでしょうね。女性の皆さん、男はちゃんと、選びましょう(今週の標語)

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