死ななきゃOK

死んだ方がいい、死にたくない、いろいろあるかもしれんけど、とりあえず、死ななきゃOK。っていつも言えたらなぁ・・・

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2005.06.17 23:32
レビュー2:万博のゴミと循環型社会

 レビュー1:万博の分別事情
 レビュー2:万博のゴミと循環型社会
 レビュー3:万博のゴミと循環型社会2
 レビュー4:万博は循環型社会を提示したか?

 前回、万博会場のごみの分別について簡単に説明しましたが、では、ゴミの分別が万博にとってどんな意味があるのかを考えてみましょう。

 万博会場にほど近い名古屋市の場合は、埋め立て場所がなくなったから仕方なく容リ法(前回参照)を適用しているためゴミの分別が細かいのですが、そうでない自治体も多くあります。ちなみにビンを色分けしたりして21種類(!)に分別する水俣市のような自治体もありますし、「可燃」「不燃」にわけるだけの自治体もあります。
 リサイクルといっても魔法でポンとするわけではなく、熱で溶かしたりして大量のエネルギーを消費するので、一気に燃やした方がいいじゃないか、という意見もあります。しかしここではそう言う意見は無視します。なぜなら、この愛地球博(愛知万博)のサブテーマのひとつに『循環型社会』があるからです(英訳はなぜかDevelopment for Eco-Communities。英辞郎版)。
 
 『循環型社会』というとなにやら難しく考えなきゃいけないようですが、要は「循環(再利用)できるものはさせちゃえよ」というものです。その、循環型社会を作るための大きなテーマが「ごみをどうするか?」というものであり、多くの場合『3R』という考え方でその対策を示しています。ここはテストに出ますよ!(←どこの?)

 ・Reduce(リデュース)…発生するごみを減らす
 ・Reuse(リユース)…ごみにせず再使用する
 ・Recycle(リサイクル)…ごみを再生しなおす

 このような考えがあることはわかって頂けたと思うのですが、では万博ではその、『循環型社会』を作るための努力はどれぐらいしているかと気になるところです。以下3Rの視点から見ていきましょう。


【Reduce(リデュース)】
 この一番馴染みのない言葉が3Rの一番最初にあるように、一番最初であり一番重要なゴミ対策であります。なにせ、「発生するゴミの量を減らす」というのですから、必然的にゴミの総量を減らすことになるからです。
 万博ではリデュース対策として以下のことをやっているように思います
  1. 持ち込み弁当の禁止
    →コンビニ弁当・おにぎり等の廃棄容器の減少の役にたっています。手作り弁当のみ解禁されたので、ゴミの量は予想よりは増えているらしい(この記事への分析は国境の南を参照のこと)。ちなみに会場や社会としての総量という点は見ていません。というか、禁止にした理由は環境を考えてのものじゃないでしょう。
  2. ノーレジ袋でエコマネー進呈
    万博会場内のいくつかの施設内の売り場で、レジ袋を断れば、入場券の中にあるICチップに「エコマネー」が蓄積されます。…というのはほとんど知られていませんが、グローバル・コモン3の端っこにある「エコマネーセンター」にてスタッフがその解説をしてくれます(ネットはこちら)。詳細はまたいつか「EXPOエコマネー」で。
  3. 外国館の建材をモジュール方式にした
    →モジュール方式にすることで一回使っただけで捨てる建材を再利用の流れに乗せることが可能。
  4. 飲食店では紙トレーを廃止した
    →そこで使われるのは陶器ではなく、自然界の微生物(どこにいるんだ?)によって自然に帰るという生分解性プラスチック。紙トレーよりはいいだろうけど、削減よりも紹介が主でありあまり減少を意識しているとは思えない。
  5. 建設時の廃棄物の量を削減
    →「もともとあった公園施設をできるだけ利用」したらしい。
  6. ゴミ箱の数を少なめにする
    →ごみの捨てる場所を減らせばごみのポイ捨てが減る、というごみ対策を実施しているのだと思われます。
 ぐらいです。あとはたぶん、ないでしょう。そんなに断言しても良いのか気にもなりますが、自販機の数が物凄い多いことをみるとそう感じます。

 1と4はどうもリデュースを意識したものではないので、あげるのも躊躇したけど、結果論として採用した。
 2に関しては、エコマネーセンターでは会場外のスーパーなどでマイバッグ(ノーレジ袋)買い物をすることで得られるスタンプやシールをエコマネーにすることができるという試みをしてて、これはいい試みなんですけど、実際にどれだけのひとが「マイバッグ」を使って買い物をしたか微妙なところです。ようするに、実際にリデュース効果がどれほどあったかという点には疑わしいと言うしかありません。逆にマイバッグの利用度を上げるつもりだったら、世界中のデザイナーを集めて、万博会場内でマイバッグコンペとか、販売競争でもやった方がよっぽどよかった気もします。
 3も5も、別段新しい考え方でもないですが時代的に当たり前のことなので評価するほどでもないと思います。むしろ、こうなってなかったら絶対「環境万博じゃない」と叩かれるのが必至です。ただ、長久手日本館の不要竹細工を利用したものは、日本が抱える問題をプラスに変えるという発想をもたらすという意味でいいモノだと思います。「地球は大切」と訴える企業館は違うのでしょう。
 6は憶測ですが、狙ってやっているのでしょう。ごみ対策では常識です。これで不評があってゴミ箱増やすようならそれこそ理想が絵に描いた餅になりかねません。この点は「弁当持ち込みでごみが増えた」といってゴミ箱を増やす必要はありません。むしろ、「持ち込み弁当のごみはここに捨てるな」という強い意志が必要です(ムリでしょうけど)

 環境を意識してるポーズだけ見せるよりも、これまでのやり方とは異なる消費の方法も考えてくれた方がまだ良かったでしょう。スローフードにするというのも一つのアイディアでしょうしね(情報元:大いなる夢)。
 非日常の場であっても日常を貫こうとする万博側の思惑に隠された「事情」がそんなこと許さないでしょうが。


その3へ続く
 レビュー1:万博の分別事情
 レビュー2:万博のゴミと循環型社会
 レビュー3:万博のゴミと循環型社会2
 レビュー4:万博は循環型社会を提示したか?
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