死ななきゃOK

死んだ方がいい、死にたくない、いろいろあるかもしれんけど、とりあえず、死ななきゃOK。っていつも言えたらなぁ・・・

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2008.05.08 23:59

 3年半振りに買ったビッグイシュー93号を読みましたよ。すでに先号でしたが。

 なぬ?知らない?

 ビッグ・イシュー(THE BIG ISSUE)とは、イギリスで始まった、ホームレス支援で刊行が始まった雑誌なんですが、これ、ありがちな「寄付」ではなくて、ホームレスが出版元から直接買って、街灯で、街ゆく人々に売って、その売り上げをそのホームレスの収入にする・・・という一つの仕組みなんですよね。
 最初の10部は寄付としてあげるんだけど、それをホームレスの人がさばいた収益で次の雑誌を買って売るも良し、その日暮しの金に使うも良し・・・というのはどうなんだと思われるかもしれないですけど、「ホームレスの自立を支援」するのだから、お仕着せ的な支援とは違ってこういう方がいい気もします。人見知りする人は当然売り上げを上げられませんが、それは「努力」することなんでしょう。ホームレス生活を脱したいなら。そういう意味で、ある意味厳しいです。

 けれど、ホームレスの収入の分(仕入が1冊140円だから160円)もあるので、普通の雑誌に比べると、出版経路が単純な割に、ページ数の割に、値段が高い! 私が前、大阪※に行った知人から買ってきてもらったときは200円だったのですが、今や300円ですよ。値上がりしてますよ。
※・・・ビッグイシュー日本版の本部が大阪で、当時は名古屋に支部がなかった。

 さて、この雑誌なんですが、ページ数にして全36ページと、普段皆さんが読んでるような雑誌と比べて大幅な違いがあるので「けっ偽善者のボランティアじゃねーか」と思われる人もいるかもしれないですけど、なんつーても、その社会目的が商業雑誌とは違うので、広告数が全然違います。
 マンガのキャラクターが商品の紹介をしたりとか、企業と企業が連携して広告を展開するとかいう「コラボCM」が多い昨今にあって、ビッグイシューの、その、まるで大学新聞みたいな広告の小ささに面食らうかもしれません。

 最近はファッション誌だけじゃなくグッズ誌とか、大量に世の中に存在しますが、コラム以外全部広告じゃないのかというぐらい宣伝のオンパレードな内容が目立ちますよね。「それが資本主義なのさ」とか言う単純な人はそれでいいかもしれないですけど、個人的には、そういうのでちょっと、「払うべき対価」として価値のあるモノを作っているのだと誇りを感じられている制作者が少ないんじゃないのかな、という気もするんですよね。そういう不幸を逆手にドラマにする作品とかも多いですし。

 その為か、ビッグイシューの場合は、値段はページ数や紙質の割に高いですが、内容も読み応えがあるというか、うざい広告がなくてずいぶん読みやすいですよね。別に、ホームレスを支援したいからという気持ちがなくても、偏差値教育にどっぷり浸かって「比較しないと価値が計れない」という人じゃなくて、かつ芸能人(外国人多い)のゴシップではなく苦労話・人生観とか、メジャーメディアでは取り扱われないようなネタ(今回は雑草でした)に触れたいという人は買うんじゃないかな、とか思った。
 そんなにいないでしょうが・・・・・ってことは支援になるのかわからないが・・・・・。

 

 私、都心部育ちなので、ホームレスについては結構難しい感情を持っているんですよねぇ。小学生の頃はみんな、公園を占領するホームレスにみんなで石投げて先生に怒られていましたし(私は投げてませんですけど止められもしなかったですが)、だからそれを大人に咎められないまま大きくなってホームレスを暴行死させる人がいても驚きはしないんですよね(いいことだとは思いませんが、どこでもあり得ることだと思います)。

 かといって、「人が倒れていたら助けなさい」とか大人は言うけれど、ホームレスは倒れてるのか寝てるのかよくわからないし、どう接していいかわからない部分があったんですよね。どこまでが善意になるのか。
 単にほっとけばいいのか、そうでないのか。ホームレス凍死とかもあると同時に、スーパーのカートを明らかに盗んできたホームレスはどうなのかとか、ゴミ置き場の物を再利用して使うのはよっぽどなんでもゴミにする人よりはいい人だとも思うし、しかしあの臭いはいただけないとか、「迷惑だから」という理由でシェルターを作る役所とかにお役所仕事を見たり、キリスト系の学校へ行ってる真面目そうな高校生が「炊出しとかするのが嫌」とか聞くとイラッとしたり、公務員になれば公務員の側の考えからしか彼らを見なくなる人がいたりとか、なんだか色々なことが頭に浮かび、結局「放っておく」という手段を取ってきたのですが、よくよく考えれば、世間一般の人が思う「自分から好きでホームレス生活をしている人はいいけど、仕方なしでなった人にはチャンスを上げたい」というような考えがあるのなら、これ買えばいいんだって単純に思えたりしちゃいました。

 ホームレスって集団で考えてるから面倒かつ無力(お役所仕事がそう)なんであって、そうやって接点を持っていくことで、偏見とかも消えていくことってあるからね。外国文化とかも結局はそうでしょ?

 実際、フツーに「一冊ちょうだい」って言えば、ホームレスのおっちゃんが、その辺の魚屋のおばちゃんと同じように接してくれるわけで、そう考えれば、こういう方が「マーケティング」という乱暴な表現を使えば「売りつける作法」にどっぷり浸かった都会にあって、「物を人から買う」という新鮮な機会をくれると考えれば、これは結構クセになるかもしれない。どうでもいい芸能ネタとかの話題なんかする必要ないし、何よりあの手この手の「宣伝」に頭の中を占有されることがなくなる。つまりそれは、無駄が無くなる・・・・・これがロハスじゃねーのかと思ったりするけどナイショだ。

 ホラ、それに、「臭いホームレスだけはダメだ。五感を刺激するのは犯罪だ」と思う私や同じ考えの人がビッグイシューを買うためには、彼らも清潔にしようと心掛けるだろうしね。「支援」ってそういうことなんじゃないかな? 普通の、当たり前の感覚をもう一度身に付けて、仲間に入りたいって人たちを応援するってのは、いいことじゃないですかね。
 ビッグイシュー販売者(つまりホームレス)のインタビューが毎号掲載されているそうですが、この中で、販売者を卒業(つまり社会復帰)していった人とかがあるのがいいですね。これはネットでも見られますよ。きっと理解してもらいたいからでしょうね。
 それにしても、社会復帰できるってことは、想像以上に売るんでしょうねぇ。1冊140円(昔は110円)だから、アパート借りるなんて夢のまた夢だと思ったけど・・・・えっ売る人は月に1000冊以上も売るの?(つまり月収14万円) そりゃスゴイや。同情だけじゃそこまで売れないやね。

 

 300円、払う価値があるかどうかってのはまぁ、個人差があるでしょうけど、そういうので二の足を踏む人がいるから、(本部が)表紙に有名人を持ってくるんでしょうね。こういう支援に理解のあるアメリカ・西海岸系の有名人(たぶん)が多いですから。最近は日本人も増えましたね。ガンダムのシャアが表紙の回もあったらしい(インタビューは富野監督)。ちなみにこれはまだ売れ残ってるそうです・・・・。

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